日本は世界のリチウムイオン電池市場シェアで減少傾向にありますが、日本はハイエンドリチウム電池市場で確固たる地位を占めており、そのリチウムイオン電池技術は業界全体のリーダーでもあります。日本のリチウムイオン電池会社のうち、村田、パナソニック、東芝などがあります。今日は日本トップ10リチウムイオンバッテリーメーカーを紹介します(順不同)。ぜひご参考にしてください。
日本トップ10リチウムイオンバッテリーメーカー
パナソニック
創業:1918年
代表取締役社長:楠見 雄規
資本金:2590億円
会社概要:
大阪府 門真市に本社をおいている日本でも有数な総合家電メーカーであり、設立は1918年3月、世界規模で事業展開をしています。12vリチウムイオンバッテリーなどボルトの電池では車載分野に重点をおいて開発、販売を行っております。
パナソニックは家電全般を幅広く扱っており、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビのほか、調理家電や理美容家電、空質関連商品などです。その中で「4680」(ヨンロクハチマル)という新型の車載電池の期待が高く、従来のものと比べると直径は2倍以上です。EVの航続距離を大幅に(従来の電池よりおよそ2割)伸ばすことが見込めるとしています。
連絡先:https://holdings.panasonic/jp/
村田製作所
創業:1950年
代表取締役会長:村田恒夫
資本金:694億円
会社概要:
京都府長岡京市に本社を置く村田製作所は元々は陶器製品を製造する工場からスタートしており、現在は主力商品としてセラミックスコンデンサーがあり、これは世界随一のシェアを占めております。他にも高周波部品やセンサー部品などがあり、どれも世界的シェアを持っております。
電池事業に関しては2017年にソニーから事業を買収しており、当初は投資を抑えたPL重視の運営を行っていて、リチウムイオン電池の需要が拡大し供給が追い付くように電池企業への投資を加速しブランド化を目指しています。
円筒形リチウムイオン二次電池、ラミネート形リチウムイオン二次電池、小型リチウムイオン二次電池など多岐に渡り取り揃えており、買収したソニーの技術も吸収し今後の発展にますます期待ができることでしょう。
連絡先: https://www.murata.com/ja-jp
京セラ
創業:1959年
代表取締役会長:谷本秀夫
資本金:1157億円
会社概要:
京都府京都市に本社を置く、電子部品、ファインセラミック部品、半導体部品、情報機器、通信機器、太陽電池、医療用製品などを製造する大手電子部品・電気機器メーカーが日本トップ10リチウムイオンバッテリーメーカーの一つであり、世界初のクレイ型リチウムイオン電池を開発しております。これは長寿命、高安全性、抵コストを実現したものであり、『日経産業新聞賞』を受賞しております。
2025年を目途にEV市場への参入を検討しており、京セラは29年3月期に売上高3兆円を目指しており、車載電池は成長をけん引する事業の一つになってくるでしょう。
連絡先:https://www.kyocera.co.jp/
東芝
創業:1904年
代表取締役会長兼CEO:島田太郎
資本金:2001億円
会社概要:
東京都港区に本社を置く東芝グループの中核に位置する巨大企業です。冷蔵庫・洗濯機・掃除機・電子レンジ・炊飯器などは国産化に成功した最初の企業となっており、白物家電の日本におけるパイオニアであったが、現在は社会インフラを中心としたBtoB事業を中心としたメーカーに転換しています。
今年の1月にリチウムイオン二次電池「SCiB」の新製品を発表しており、現行の大容量タイプセルの内部抵抗を40%低減することに成功しました。従来の20Ahセルと比較し、約1.7倍の入力性能と約1.6倍の出力性能を実現しています。
今後もリチウムイオン電池に関しては勢力てきに展開していく予定でありその発展にはますまず期待できるでしょう。
連絡先:https://www.global.toshiba/jp/top.html
エリーパワー株式会社
創業:2006年
代表取締役会長:吉田博一
資本金:381億円
会社概要:
東京都品川区に本社を置き、大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発、製造、販売を行っています。
ひとの暮らしの近くに置くものは安全でなければならないという社長の理念のもと販売されている製品は釘を刺しても、押し潰しても発煙、発火しないというものであり、「再生可能エネルギーの安定化」や「電力の需給バランスの維持」をはじめとする、サステナブルな社会の実現に向けた重要な役割を担っています。
連絡先:https://www.eliiypower.co.jp/
FDK
創業:1950年
代表取締役会長:長野良
資本金:283億円
会社概要:
東京都港区に本社を置くFDKは現在富士通の連結子会社となっており、マンガン電池、アルカリ電池、リチウム電池、リチウム2次電池、ニッケル水素電池など各種電池を製造しています。
FDKは全個体電池の開発に力を入れている。全個体電池は電解質に無機系の固体電解質を使うため電解液が漏れて発火する恐れがなく、エネルギー密度を高めても安全性や耐久性を確保することができます。
次世代の研究を開発を行う、まさにバッテリー業界の将来を担う会社と言えるでしょう。
連絡先:https://www.fdk.co.jp/
三菱電機
創業:1921年
代表取締役会長:漆間啓
資本金:1758億円
会社概要:
東京都千代田区に本社を置く日本の大手総合電機メーカーであり三尾電機グループの中核企業、総合電機メーカーとして売上高業界第2位となっており、一般家電から人工衛星まで幅広い製品を販売しており、特許数では日本一となっております。
バッテリー類も幅広く取り揃えており、リチウムイオン電池、リチウムコイン電池、カメラ用リチウム電池などがあります。また太陽光電池とリチウムイオン電池を連携させたHVDC給電システムを提供したり、FA制御システム事業強化なども積極的に進めています。
連絡先:https://www.mitsubishielectric.co.jp/
プライムアースevエナジー
創業:1996年
代表取締役会長:北田眞治
資本金:200億円
会社概要:
日本トップ10リチウムイオンバッテリーメーカーに入ったプライムアースevエナジーは静岡県湖西市に本社を置く、トヨタ自動車とパナソニックの合併会社となっており、ハイブリット電池、ニッケル、水素蓄電池、リチウムイオン電池を製造している企業となっております。
出資比率がトヨタ自動車が80.5%、パナソニックが19.5%となっております。エコカー用電池業界では会社設立以来連続で世界シェアNO.1を誇っており、世界中で進むエコカー開発の中核を担う企業となっております。
連絡先:https://www.peve.jp/
ブルーエナジー
創業:2009年
代表取締役会長:水谷真久
資本金:75億円
会社概要:
京都府南区に本社を置く、リチウムイオン二次電池の開発製造、販売を行う電池メーカーであり、ジーエス・ユアサコーポレーションと本田技研工業の合併会社となっております。
ハイブリッド電気自動車向けリチウムイオン電池の増産のため、現工場の敷地内に第二工場を建設することで2023年度までに現在の倍以上の生産能力に引き上げる計画を発表しているなど勢力的に開発、販売を行っており、ハイブリット専用リチウムイオン電池を100万台以上に車両に搭載しています。
ブルーエナジーの製品はその実績からもわかるように、耐安全性、耐環境性能に優れており、50,000サイクル以上及び10年以上の長耐久性能があるものとなっております。
連絡先:https://www.blue-energy.co.jp/jp/
ビークルエナジージャパン
創業:2004年
代表取締役CEO&COO社長執行役員:池内弘
資本金:58億円
会社概要:
茨城県ひたちなか市に本社を置き、ハイブリット自動車などの車載用リチウムイオン電池のマーケティング及び開発、製造を主に行う日立オートモティブシステムズです。
INCJ、マクセルによる合併会社で日立グループでは2000年に世界初となる自動車用リチウムイオン電池の開発に成功。同年より生産を開始し、これまでにハイブリッド自動車向けなどで200万セル以上の市場実績を持っております。
連絡先:https://www.ve-j.co.jp/news-release.html