電池メーカーには、フォークリフトバッテリー、乗用車電池やバッテリーエネルギー貯蔵市場で鉄リチウム電池の適用規模が大幅に拡大しているため、電池工場が出資を加速し、供給の安定化とコスト削減のため、上流lifepo4正極材料メーカーランキング10社への投資を行っています。
2022年上半期、中国のリン酸鉄リチウム材料の出荷量は417,000トンに達し、lifepo4正極材料メーカーランキング10社はYuneng、Dynanonic、LOPAL、RONGTONG High Tech、Wanrun New Energy、Anda、Shenghua、Gotion High-tech、Terui、PULEADがあります。この10社の市場占有率は89.9%に達しました。本記事にはlifepo4正極材料メーカーランキング10社を見てみましょう。
中国におけるlifepo4正極材料メーカーランキング10社
Yuneng
会社概要:
Yunengは2022年H1のリン酸鉄リチウム出荷量に一位です。LEPの年間生産能力は14万トンに達し、2年以内に50万トンに達する見込みです。最新のニュースによると、6月29日、Yunengが計画した雲南基地プロジェクト (年間生産量はリン酸鉄50万トン、リン酸鉄リチウム50万トン)プロジェクトの第1段階が正式に完了して稼働し、生産は30万トンのリン酸鉄と10万トンのLEPの生産能力が形成されました。
資本金:56793.987万元
連絡先:http://www.hunanyuneng.com
Dynanonic
会社概要:
Dynanonicの主な製品は、ナノリチウム鉄リン酸塩などのリン酸塩系のカソード材料で、上流は主にリチウム鉱石などの原材料です。現在、リン酸鉄リチウムの生産能力は265,000トン/年で、リン酸鉄を購入する必要がなく、今年末までにリン酸鉄リチウムの生産能力が335,000トン/年に達すると予想されています。
資本金:8922.6682万元
連絡先:www.dynanonic.com
LOPAL
会社概要:
2017年に上場したLOPALの顧客はCATLなどの上場企業が含まれます。業績面では、上半期の純利益は4億2500万元から4億3900万元に達し、前年比190.54%から200.42%増加すると予想されます。
生産能力に関しては、今年の第1四半期に生産能力建設の第1段階を完了し、25,000トンの生産能力を増加しました。5月まで、LEPの生産能力は約85,000トン/年で、下半期には約197,500トン/年に達する見込みです。
時価総額:173.25億元
連絡先:https://www.lopal.cn/
RONGTONG High Tech
会社概要:
2021年末にはRONGTONG High Techの生産能力が105,000トンに拡大され、2022年にはLiFePO4の生産能力が300,000トンに拡大される予定です。最新のニュースによると、RONGTONG High Techは最近、50億元を超えるDラウンドの資金調達を完了しました。2021年から2022年6月までに、4ラウンドのエクイティファイナンスを完了し、資金調達規模は 90 億元近くに達しました。
資本金:133014.6876万元
連絡先:http://www.rthitech-mat.com
Wanrun New Energy
会社概要:
lifepo4正極材料メーカーランキング10社のメンバーであるWanrun New Energyは6月13日、IPOの科学技術イノベーションボードを成功に通過し、今年中に正式に上場される予定です。CATL、BYD、EVE、などの顧客あがあります。
生産能力については、2021年時点でLiFePO4/リン酸鉄の生産能力がそれぞれ428/41000トンとなり、リン酸鉄リチウムの生産能力は今年末までに175,000トンに達し、2024年には総生産能力が450,000トンに達すると予想されています。
資本金:6391.1383万元
連絡先:www.hbwanrun.com
上記5社に関することを詳しく知りたいと、リン酸鉄リチウム正極材メーカーランキング5社をクリックして見てみましょう。
Anda
会社概要:
Andaは、1996年8月に4億2100万元の登録資本金で設立されました。本社は中国の貴州省にあり、現在は三つの会社があります。同社は、主に新エネルギー車用パワーバッテリーに使用されるリン酸鉄、リン酸鉄リチウム、リチウムイオンバッテリーの研究開発、製造、運用を統合しています。
2021年4月に中国の経済開発区で年間5万トンのLFPと支援施設のプロジェクトが開始され、現在、LFPのプラントと設備の設置が完了しています。また、年間60,000トンを支えるリン酸鉄前駆体の生産ラインの30%が完成し、さまざまな建設が安全かつ整然と進んでいます。
2021年末までに、Andaは40,000トンのlifepo4材料の生産能力を持っています。さらに、中国開陽に50,000トンのLFPの生産能力を構築する計画があり、今年中に生産を開始することができます。今年4月上旬に、年間3万トンのLiFe生産ラインの建設が完了し、試作段階に入り、今年8月までに全生産ラインのフル生産と販売を達成する予定です。
資本金:42158.6万元
連絡先:www.adkjny.com
Shenghua
会社概要:
上場企業Fulinの子会社であるShenghuaは、リチウム電池用正極材料の研究開発、生産、販売に従事するハイテク企業です。主な製品は、LFPとニッケル・コバルト・マンガン複合酸化物(つまり、三元材料)で、電気自動車のバッテリー、通信基地局のエネルギー貯蔵バッテリーなどに広く使用されています。
2021年、CATLと協力し、50,000トンの10P第三世代高密度リン酸鉄リチウム製品を共同で大量生産する予定で、現在、Shenghuaは2つの生産および研究開発拠点を持っています。65,000トンのLFPを生産する能力がります。
主な顧客にはCATL、BYDなどがあります。生産能力面では、現在lifepo4の年間生産能力は62,000トンですが、建設中の能力は60,000トンで、完成したら、年間122,000トン生産能力を持ちます。
資本金:82000万元
連絡先:http://www.jxshxcl.com
Gotion High-tech
会社概要:
Gotion High-techは2006年5月に設立され、2015年5月に上場しました。新エネルギー車用リチウムイオン電池の独立した研究開発、製造、販売に従事する中国で最も初期の企業の1つです。
主な製品は、LiFe材料及びバッテリーセル、三元材料及びセル、パワーバッテリーパック、バッテリー管理システム、エネルギー貯蔵バッテリーパックで、電気乗用車、商用車、特殊車両、軽車両などの新エネルギー車の分野で広く使用されています。同時に、エネルギー貯蔵発電所、通信基地局などのシステムソリューションを提供しています。
LFP材料の分野では、Gotion High-techの生産能力は5万トンで、今年下半期にはリン酸鉄リチウム材料の年間生産能力20万トンが徐々にリリースされると予想されています。現在320-360wh/kgのLFPを達成し、2026年以降は400wh/kg以上を達成しています。
今年の第1四半期に、Gotion High-techのlifepo4電池の搭載量は2.26GWhに達し、市場シェアは7.6%です。現在、Gotion High-techのLiFe材料は主に自社生産され、今年の第1四半期に、8,800トンのLFP材料を生産し、8,000トンを出荷しました。
時価総額:614.25億元
連絡先:https://www.gotion.com.cn/
Terui
会社概要:
Teruiは2007年3月に設立され、LFPの研究開発、生産、販売を行って、成熟したLiFe製造プロセスを持ちます。主な製品モデルには、XC116、XC666、TR100、TR200などがあります。CATLなどの大手リチウム電池メーカーと協力関係を築いて、その中で 2021 年の CATLへの売上高は 50% 以上を占めます。
既存の生産能力は25,000トンで、第2段階の40,000トンは建設中です。 40,000トンの第3フェーズが計画中です。業績面では、2019年、2020年、2021年の1月から11月までの営業利益はそれぞれ2億2500万元、2億3100万元、4億6600万元で、純利益はそれぞれ2364万9300元、107万8000元、5022万4300元です。
資本金:11199.79万元
連絡先:http://www.cqterui.cn/
PULEAD
会社概要:
PULEADはリチウムイオン電池の正極材料、電気自動車、エネルギー貯蔵電池パックの研究開発、生産、販売、サービスに従事するハイテク企業です。
カソード材料製品には、コバルト酸リチウム、LiFe、三元材料などがあります。主な顧客には、CATL、ATL、Lishenなどがあります。
リン酸鉄リチウムの生産拠点は泰安と西寧にあり、現在の生産能力は20,000 トンで、2021年3月には、年間生産量が16万トンの高エネルギー密度リチウム電池正極材料を生産するプロジェクトは西寧に開始され、総投資額は30億元で、2022 年前半に稼働する予定です。
資本金:8000万元
連絡先:http://www.pulead.com.cn/